スィーツオアシスにようこそコロ菌はそと〜〈菓子歳時記〉その16久しぶりの 研修旅行法人会会員「岡谷精良軒」 原昭徳修で、長野小布施方面に行ってきた。貸切バスで行く日帰り団体旅行であるが、僕にとっては2年以上ぶりの、仕事をたずさえていない長距離移動だった。そのとき話した感触だと、多くの方がほとんど同じだったと思う。見聞を広め、会員同士の親睦を深めるという目的には、楽しさもともなう。もちろんマスクをし、ソーシャルディスタンスを保ちつつではあるが、有意義な時間となった。というのも、ここ1年半ほどの間に、電話(もしくはメール)をしてまで伝える、たずねるほどではないことが、溜まっていたからだ。地元紙に告知されていた商工会議所が会場のイベントの反響はいかほどか。取引先がリニューアルしたお弁 11月の末に、諏訪法人会岡谷支部の研当が、予想以上に美味しくなっていたこと。銀行さんは今度の忘新年会はどうするのか。開催する場合はどんな形になるのか、などなどだ。御柱の寄付のお礼もいうことができた。こういってしまってはなんなのだが、この研修で何が大きな出来事があったわけではなかった。確かに、リニューアルされたばかりの長野県立美術館で、東山魁夷の数多くの作品を見れたことは心を潤したし、僕としては、栗の産地で有名な小布施で、栗菓子のお店をいくつも見学できたことは仕事にも活きた。時間を共にしおなじ体験をする。善光寺を見学したあと、門前のレストランで昼食をとった。当日は終日晴天だったが、食後会場を出るとぽつりぽつりと冷たいものが手に触れる。見上げると太陽さんさん。「不思議だね」とたまたまいっしょに出てきた何人かで顔を見合わせる。そこでしばらくバスを待ち、長野県立美術館そして小布施に向かった。道中のたわいもない会話もそうだが、そんなあのときのあれが積み重なって、お互いの距離が縮まるのだなあと思う。 リモートの快適さを友人は口にし、マスメディアでも目にすることは多い。きっとこれが標準化していくだろうが、こんな旅行も残ってもらいたい。今なら、十分な感染対策をとりつつ。行きも帰りも事故渋滞に遭遇したのも、共通思い出エピソードがひとつ増えたなあと思った。本年もよろしくお願い致します今回は法人会事業の話題です4号鏡餅(自家製)
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